屋外・寒い日・風で涙が出る原因|ドライアイ・涙道疾患の見分け方

屋外・寒い日・風で涙が出る原因|ドライアイ・涙道疾患の見分け方

「外に出ると涙が止まらない」「風が当たるとすぐ目が潤む」——そんな症状に心当たりはありませんか。

屋外で涙が出る背景には、ドライアイや涙道疾患など、異なる原因が関わっています。

 

このページでは、症状別の原因と見分け方をわかりやすくご説明します。

まぶたとなみだのクリニック千葉
涙目治療の特徴

  • 最新機器と専門医の技術による正確な検査
    シルマーテストや涙道通水検査など、専門的な検査でなみだ目の原因を正確に見極めます。

  • 「切らない手術」で皮膚にキズを残さない
    内視鏡を用いた鼻内法を中心に、顔の表面に傷を残さない治療を行います。

  • 適切な麻酔管理で痛みや不安を徹底的にフォロー
    お一人おひとりに合わせた麻酔管理で、治療中の痛みや恐怖心を最小限に抑えます。

監修医師
まぶたとなみだのクリニック千葉
院長 石田 暁

私はこれまで、大学病院の形成外科および眼科の両分野で研鑽を積み、顕微鏡下手術を多数執刀して参りました。その後、当グループの鹿嶋理事長に師事し眼形成・眼窩外科分野で4,000件以上の執刀経験を積んでいます。2024年より当院の副院長となり千葉県内の患者さまに最善の治療を提供してきました。また国内外の学会で講演を行い、最新知識を常に取り入れております。
他院で治療が難しいと言われた「まぶた」や「なみだ」の疾患に対しても、最善の選択肢をご提案いたします。最新の知識と長年の経験に基づいた、痛みの少ない治療をお約束します。一人で悩まず、ぜひ一度私たちにご相談ください。

目次

外出すると涙が出るのはなぜ?

外出すると涙が出るのはなぜ?

屋外で涙が出やすい原因として、最も多く見られるのがドライアイです。

ドライアイとは、涙の量が不足したり、涙の質が低下したりすることで角膜の表面が乾いた状態を指します。

 

角膜を保護する涙の膜が薄くなると、外気の刺激に対して目が敏感になり、わずかな刺激でも反射的に涙が分泌されます。

 

外出時に涙が出やすい主な理由は、以下の3つです。

 

 ・ 風による物理的な刺激

 ・ 空気中の花粉・ほこり・煙などの異物

 ・ 寒さによる乾燥と寒冷刺激

 

それぞれの詳しいメカニズムを、次の項目で解説します。

 

 

風による刺激

屋外で風にさらされると、目の表面が直接刺激を受けます。
すると、角膜の知覚神経が反応し、反射性流涙と呼ばれる仕組みによって涙が分泌されます。

これは、異物から目を守るための生理的な防御反応です。
ドライアイのない方でも、強風の日などは涙が出ることがあります。

ただし、ドライアイの方は涙の膜が脆くなっているため、弱い風でも反応しやすく、症状が長引きやすい点が特徴です。

 

 

空気中の物質による刺激

屋外の空気には、花粉・ほこり・ウイルス・タバコの煙など、目への刺激になり得るさまざまな物質が含まれています。

健康な目であれば、涙の膜がこれらの異物をある程度ブロックする働きを担います。
しかしドライアイの方は涙の量や質が低下しているため、異物を洗い流す力が弱まります。

その結果、目の表面が刺激を受けやすくなり、防御反応として過剰な涙が分泌されることがあります。
花粉症の季節に屋外での流涙が増える方は、アレルギーとドライアイが重なっている可能性も考えられます。

 

 

寒さによる乾燥と寒冷刺激

冬の屋外では、気温の低下と空気の乾燥が同時に起こります。
乾燥した冷気は目の表面の水分を奪いやすく、ドライアイを悪化させる要因になります。

さらに、冷たい空気が目に触れると寒冷刺激として知覚され、反射的に涙が出ることがあります。

つまり「乾燥でドライアイが進む」「寒さの刺激で反射性流涙が起きる」という2つの現象が重なるため、冬の外出時はとくになみだ目になりやすいのです。

室内では症状が落ち着くのに、外に出た途端に涙が溢れる場合は、この寒冷乾燥が関係していると考えられます。

過度に涙が出る場合は涙道疾患の可能性も

過度に涙が出る場合は涙道疾患の可能性も

屋内外を問わず涙が止まらない、あるいは片目だけ異常なほど涙があふれるといった症状がある場合、原因はドライアイではなく「涙道疾患」である可能性があります。

 

涙道とは、目で作られた涙を鼻へと排出する細い管のことです。

この通り道が詰まると、涙が正常に流れず目に溢れ出てきます。

 

代表的な涙道疾患は以下の2つです。

 

  •  涙道閉塞:涙点や涙小管など涙の出口付近が詰まる状態
  •  鼻涙管閉塞:目と鼻をつなぐ「鼻涙管」が塞がる状態
  •  

それぞれの特徴を次の項目で詳しくご説明します。

 

 

涙道閉塞

涙道閉塞とは、涙が眼球から排出されるための通り道——涙点・涙小管・涙嚢などのどこかが詰まった状態を指します。

涙点は目頭にある小さな穴で、ここから涙が吸い込まれて鼻へと流れていきます。
この入り口や途中の管が閉塞すると、涙の行き場がなくなり目から溢れ出てしまいます。

また、涙が正常に排出されない状態が続くと、古い涙や細菌が滞留し目やにが増えることもあります。
眼脂(めやに)と流涙が同時に起きている場合は、涙道閉塞のサインとして疑う必要があります。

 

 

鼻涙管閉塞

鼻涙管閉塞は、目と鼻をつなぐ「鼻涙管」が何らかの原因で塞がれた状態です。
通常、涙は鼻涙管を通って鼻腔へと排出されますが、この管が詰まると涙が鼻側へ流れず、目に溜まって溢れ出てきます。

加齢による管の萎縮が原因となることも多く、中高年以降に発症するケースが少なくありません。

また、鼻涙管の閉塞が長期間続くと、滞留した涙に細菌が繁殖し、目頭が赤く腫れて痛みを伴う「涙嚢炎」を引き起こすことがあります。
片目だけ涙が多い・目頭に違和感があるといった症状には注意が必要です。

涙嚢炎とは?

涙嚢炎とは、鼻涙管の閉塞によって「涙嚢(るいのう)」——涙が一時的に貯まる袋状の組織——に涙が排出されずに滞留し、炎症が生じた状態です。

目頭のあたりが赤く腫れあがり、押すと痛みがある・膿が出るといった症状を伴います。

流涙が増えるだけでなく、急性の場合は強い痛みや発熱を起こすこともあります。
放置すると症状が悪化しやすいため、早期の受診が望まれます。

ドライアイと涙道疾患の見分け方

鏡の前で目もとを気にする女性

ドライアイと涙道疾患はどちらも「涙が多い」という症状を示しますが、原因と症状の出方には明確な違いがあります。

 

以下の比較表を参考に、ご自身の症状と照らし合わせてみてください。

比較項目ドライアイ涙道疾患
涙が出やすい場面屋外・風・乾燥時など場所を問わず常時
目の乾燥感感じやすいあまりない
目やにの量少ない多くなりやすい
片目だけ症状が出るまれ起こり得る
ゴロゴロ感・異物感多い比較的少ない

ただし、この表はあくまで目安です。

ドライアイと涙道疾患が同時に起きているケースもあり、症状だけで自己判断することには限界があります。

 

気になる症状が続く場合は、専門の医療機関での検査をお勧めします。

当院の検査方法

当院の検査方法

当院(まぶたとなみだのクリニック千葉)では、なみだ目の原因を正確に特定するため、複数の専門的な検査を組み合わせて行っています。

検査は以下の内容を中心に実施しています。

 

 ・ 涙液層破壊時間検査(BUT検査):瞬きの後に涙の膜が壊れるまでの時間を測定し、涙の質を評価

 

 ・ 涙道通水検査:生理食塩水を涙点から注入し、涙道の詰まりや狭窄の有無を確認

 

各検査の結果をもとに、ドライアイなのか涙道疾患なのかを専門的に見極め、最適な治療方針をご提案します。

こんな症状があればご相談ください

以下の症状に心当たりがある方は、まずはご自身の症状をご確認ください。

目の乾きや異物感が主な症状の方は、ドライアイが疑われます。

一般眼科へのご受診をお勧めします。

 

一方、次のような症状がある方は、涙道閉塞・鼻涙管閉塞の可能性があります。

当院へお気軽にご相談ください。

    こんな症状はご相談を

  • 1日中涙が出る・1日に何度も涙を拭きとる
  • 目頭から膿のようなものが出る
  • 目頭が赤く腫れている・押すと痛い
  • 常に涙でうるうるして不快感がある

複数の項目に当てはまる方は、涙道疾患のサインである可能性があります。

放置していると症状が慢性化・悪化することもあるため、お早めに当院までご相談ください。

当院のなみだ目治療

まぶたとなみだのクリニック千葉の涙目治療の強み

涙道疾患の治療は、閉塞の程度や部位に応じて方法が異なります。

当院では主に以下の2つの治療を行っています。

 

涙管チューブ挿入術は、詰まった涙道にチューブを通して通り道を広げる処置です。

局所麻酔で行えるため、身体への負担が比較的少ない治療です。

 

涙嚢鼻腔吻合術(DCR)は、新たな涙の排出路を鼻腔との間に作る手術で、重度の閉塞や涙嚢炎の方に適応されることがあります。

 

それぞれの詳しい内容・費用・適応については、治療ページをご覧ください。

涙目・流涙症のお悩みは
まぶたとなみだのクリニック千葉へ

まぶたとなみだのクリニック千葉

眼形成領域のリードクリニックとして
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大学病院を含む
1,281機関からの紹介実績

※東京・大阪・京都・千葉・新前橋の5医院、2025年1年間での症例対応件数


外出するたびに涙が出る、風が当たると目が潤む——そうした症状は、決して「気のせい」や「体質」で片づけられるものではありません。ドライアイや涙道疾患のサインとして、早期に対処することが大切です。

ドライアイであれば、点眼治療や生活習慣の見直しによって症状が和らぐことがあります。涙道疾患であれば、チューブ挿入や手術によって閉塞を解消し、日常生活の質を回復できる可能性があります。

「たかが涙」と思って放置していると、炎症や感染症に発展するリスクもゼロではありません。当院では、症状に応じた丁寧な検査と、必要な治療のみをご案内しています。気になる症状がある方は、ひとりで悩まず当院へお気軽にご相談ください。

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