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眼科手術学会 眼瞼義眼床手術学会で発表してきました。
今日もよろしくお願いします!
皆様元気に勉強してますか?私は様々な締切に追われる中、ほどよい負荷の中で元気に生きております。
2/2〜2/4 第47回日本眼科手術学会学術総会と2/3 第35回日本眼瞼義眼床手術学会に参加してきました!
2/2はインストラクションコース
2/3は一般演題
2/4も一般演題
で発表してきました。合計3つの発表をするなんて相当クレイジーだと思っていたのですが、鹿嶋先生から「俺は1日MAX3回したことあるよ。」と言われ、「まだまだだな笑」と思いました。
元々亀田総合病院眼科に後期研修医としていたときは学会発表や論文作成が大嫌いでした。当時は眼科研修医だったので緑内障や硝子体などの眼科日常診療はすべて面白いと感じられました。
しかし、日々をこなすのに精一杯になってしまってさらにそこから勉強しよう!
という強い興味を持てませんでした。
加えて学会発表や論文作成を積極的にやっている先生があまりいませんでした。
指導医の先生に手取り足取り教えていただいた初めての英語論文は投稿料が30万近く自腹を切ることになり、もう二度とアカデミックなことはしない!と思ってました。
オキュロに来てからは180度見方が変わりました
オキュロでやっている手術は日本どころか世界でもやっている人がほぼいないであろうものがたくさんあります。
そういう手術をやっていると、「オキュロでやっている手術がやりっぱなしになっていないか?誰かがデータを出して有効性を示すべきではないか?」という使命感に変わってきます。
こういう感覚はたくさんの手術を経験して学会に出て、トレンドを見た上で思ったことです。たくさん手術をやるのであれば、その結果を医学会に還元しなければと思っています。
今も学会発表や論文が存分にできているわけではありませんが、やることに抵抗はだいぶ少なくなってきました。
(偉そうなこと言ってますがいつも提出が遅れています。。。指導医の先生方に申し訳ない思いです。。。。)
今後も手術・アカデミック共に頑張っていきたいと思います。
モニター治療症例について
今日は最近執刀させていただいたモニターの方々をお見せしたいと思います。
読者の中には「この菊地という医者はなんかよくわからない話を展開しているけど腕あるのかい?」と思う方といらっしゃるでしょうからお見せしたいと思います。
①甲状腺眼症の眼球突出に対して眼窩脂肪減圧術を施行
突出が比較的強い方で平均よりも多くの脂肪を切除しました。
だいぶ出目感が改善されたかと思います。
②20歳代女性・クマがコンプレックスだった方・裏ハムラ法を施行
術前写真を見ても、「え!?全然ひどくないじゃん!」と思いますが、本人は強くコンプレックスに思っていました。
手術の適応は必ずしも医者に決められないことも多く、患者から教わることも多いなと思った方です。
③先天性の眼球突出・腫れぼったい目がコンプレックスだった方・眼窩脂肪減圧術を施行
上下眼瞼共に腫れぼったい感じが改善しました。
脂肪減圧は主に下眼瞼から行いますが、術前にはなかった上眼瞼のsulcusが術後から認められます。
多少痩せたように見える瞼の方が現代の審美基準だと美しく見えます。
④下眼瞼脂肪ヘルニアに対して裏ハムラを施行
下眼瞼のクマがだいぶ目立たなくなったことがわかるかと思います。
ちなみに上眼瞼は はせがわ眼科まぶたと眼のクリニックの院長である長谷川先生の執刀です。
⑤「上眼瞼の逆さまつげ・眼瞼下垂・目頭のかゆみ・眼脂」に対して上眼瞼皮膚切除+内眥形成術を施行
まつげがしっかり立ち、症状・見た目共に改善しました。
術後とても喜んで頂けたのが印象的な方でした。
⑥ヒアルロン酸歴あり・右顔面にヒアルロン酸が移動してしまい不自然な外見に・右ヒアルロニダーゼ注射+挙筋前転手術施行
この方は改善するまで複数回手術を行った思い入れの深い方です。
左右差に最後まで苦しみましたが、左右差がだいぶ改善されたのがわかるかと思います。
何回も手術に付き合って頂いてありがとうございました。
今後はお勉強系のお話に加えてモニターの方の症例写真もお見せしていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
今日もありがとうございました!
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著者情報
菊地 良
Ryo Kikuchi経 歴
2016年 | 弘前大学医学部 卒業 |
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2016年 | 青森県むつ総合病院初期研修医 |
2018年 | 亀田総合病院 眼科 常勤 |
2020年 | オキュロフェイシャルクリニック東京 |
2020年 | 新前橋かしま眼科形成外科クリニック |
2024年 | まぶたとなみだのクリニック 院長 |