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ASOPRSに行ってきました。
9月25日に千葉大学で千葉県眼科集談会
9月29, 30日にシカゴでアメリカ眼形成再建外科学会ASOPRS
に参加してきました。
千葉県眼科集談会では主に千葉県の県北の先生方が集まって主にcatやgla、retina関連の発表が主になされてました。
自分は眼形成分野で
という演題で相川先生と芳田先生とで発表させていただきました。
普通の眼科学会ではあまりない内容ですが、千葉県県北の先生方への自己紹介も兼ねて発表しました。
一人質問していただいた先生がいらっしゃったので興味を持ってもらえて嬉しかったです。
千葉眼科医会長の柿田先生や千葉大の馬場教授、市原の麻薙先生にもご挨拶ができたので孤軍奮闘の割には爪痕を残せたのではないかと思っております。大きな学会も大事ですが、実際に自分が働く医療圏での活動をしないと患者様が集まらないので地道に頑張ります。
もう一つ。
ASOPRSに参加してきました。まず一言。「もっと早く参加しておけばよかった……」です。
こんな興味深く、好奇心を揺さぶられる会は今まで初めてです。
最近少しは成長してきたのかなぁと過信しておりましたが、なんだまだまだヒヨッコじゃん、とスタートラインにまた引き戻された気分です。
朝7時から学会がスタートします。
7時から権威のある先生とテーブルを囲んでコーヒーを飲む会があります。Eggs with Experts/Breakfast Round Tablesという会ですが、世界中の先生方が活発に意見交流をしているのは非常に興味深かったです。自分は言葉の壁にぶつかり凸できませんでした💦
その後は分刻みでひたすら発表の連続です。最初にrapid fireという持ち時間3分の若手中心の発表があります。おそらく僕より後輩と思われる世界中の先生方が最高峰の学会で堂々と発表している姿を見ると悔しさが込み上げてきました。
その後general sessionが始まり、眼瞼、美容、倫理、手術、涙道、甲状腺眼症などの発表が丸二日続きます。
没頭して居眠りしなかった学会はほぼ初めてかもしれないです。
感想としては
①1例報告がなく、必ず統計解析がある
②甲状腺眼症という独立したsessionがある
③医者のfeeや医療コストなどのお金に関する発表も結構ある
④AIや画像解析の話が多い。
⑤涙道に関しては日本の方が進んでいる感じ?
というところでしょうか。
甲状腺眼症は抗IGF-1受容体抗体であるteprotumumab(商品名: TEPEZZA)の話が多かったです。
世界でアメリカでのみ承認されている薬で様々なデータが発表されていました。
いずれのsessionを聴いてみて思ったことは
①オキュロの手術内容・件数は十分に世界と戦える。(特に脂肪減圧!)
②当たり前だけど英会話って大事。。。
②アメリカ臨床留学ってかっこいいなぁ…!!!
です。
今後の論文執筆やUSMLE取得など進路について改めて考えさせられました。。。
僕の目標を大きく変える貴重な体験ができました!!
このような機会を頂いた鹿嶋先生や亀田病院の堀田部長に感謝申し上げます。
改めて今後も継続学習です。今日もありがとうございました。
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著者情報
菊地 良
Ryo Kikuchi経 歴
2016年 | 弘前大学医学部 卒業 |
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2016年 | 青森県むつ総合病院初期研修医 |
2018年 | 亀田総合病院 眼科 常勤 |
2020年 | オキュロフェイシャルクリニック東京 |
2020年 | 新前橋かしま眼科形成外科クリニック |
2024年 | まぶたとなみだのクリニック 院長 |