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経涙丘アプローチについて
今日もお願いします!
先日木更津駅の近くの「すし処 つどい」というお寿司屋さんに行ってきました。
木更津駅周辺でとても評価が高かったので目につきました。
google mapの評価って大事ですね。
http://kellogg.umich.edu/theey より出典
ここにこのような切開を加えてmedial wallへ侵入していきます。
Caruncleは皮脂成分の混じった角質化されていない扁平上皮から成り、深部は無血管組織です。
よってアプローチ中に血が出たら違う場所に入っていると思ってください。
Caruncleの硬い組織を切ったらその真下を内壁に向かい真横に侵入していきます。
上図のように眼窩脂肪を常に外側に寄せて眼窩隔膜に沿って内壁を目指します。脳ベラを使用すると便利です。
こんなイメージでHorner’s muscleの背面を剥離していくようなイメージです。
Horner’s muscleとlacrimal sacは上記のように位置関係になっていますのでこれを目安に後涙嚢稜(posterior lacrimal crest)を
目指します。
図式すると下記の通りです。
後涙嚢稜のあたりで骨膜を切開して骨膜下に入ります。
それ以降は以前のブログで説明した通りです。
骨折の後端を露出して、そこにプレートを乗せることが極めて難しいです……。努力努力です。
下壁と違うところは内壁は薄くて脆いことです。実際触ってみて思いましたが、すぐに穴が空きそうなくらい脆いです。医原性骨折を作らないように気をつけましょう。
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著者情報
菊地 良
Ryo Kikuchi経 歴
2016年 | 弘前大学医学部 卒業 |
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2016年 | 青森県むつ総合病院初期研修医 |
2018年 | 亀田総合病院 眼科 常勤 |
2020年 | オキュロフェイシャルクリニック東京 |
2020年 | 新前橋かしま眼科形成外科クリニック |
2024年 | まぶたとなみだのクリニック 院長 |