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挙筋短縮時のTIPS
僕はナスが好きです。この時期だいぶナスが安くなってきました。
先日ご紹介した君津ふるさと物産館では地産地消の安くて新鮮な野菜が手に入ります。
あまり他県と比較したことがないですが千葉県って結構野菜が安く買えます。
うっすら覚えている値段だとナス 4,5本で120円、キャベツ1玉 100円、サニーレタス 80円、ピーマン 5個 80円、ズッキーニ 1本 80円、ニラ 1束 80円、ネギ1束 100円みたいな感じです。
今回ナスを大量に買ってしまったため下記の動画で紹介されているレシピを作って見ました。
これは本当に絶品です。いくらでも飲めます。
最近はイタリアンや中華、和食などの有名シェフの方々がyoutubeでお家で作れる美味しい料理を紹介しております。
便利な時代になりましたね。うだるような暑さですが、美味しいご飯を食べて夏バテにご注意を。
さて本日は病態・手術の本筋からはずれますが、挙筋短縮術のTIPSについてご紹介します。
皮膚切開、止血については僕のブログよりも鹿嶋先生の動画を見ていただいた方が何倍も勉強になりますのでご覧になってください。僕もまだまだ未熟なところばっかりです。
①Mullerと分離したaponeurosisをtarsusに固定する時にどの位置にどのくらいの強さで締めればいいか?
→tarsus上縁に固定する。tarsusは掬いすぎない。固定の縫合はゆるい固定で大丈夫。
図説します。
上図を見ると固定している位置が思ったより上縁だと思わないでしょうか?(僕はそう思いましたのでお付き合いください。)
どうしても開瞼が得られない時、姑息的な方法としてtarsusの固定位置を下方にずらすというものがあります。
しかし固定位置を下方にずらすと上眼瞼の三角目や過度な場合上眼瞼外反の原因になります。
また、しっかり固定しようと思ってtarsusの深いところまで針で掬うとやはり不自然な形の上眼瞼になります。
tarsus表面をbareにして瞼板前組織を完全に剥離してから薄く掬って固定しましょう。
また縫合について上記下図のようなゆるい固定で十分です。
締めすぎるとこれまた不自然な上眼瞼につながります。
縫合時は結び目に他の組織が絡みつかないように周りの組織を寄せて縫合するようにしましょう。
②術中出血があり創部が腫れ解剖がよくわからなくなってしまう。どうすればよいか?
→まずは止血手技を確実に行いその後絞る。
上図のように止血後に血豆のように組織が腫れることが術中多々あります。このぐらいであれば手術の進行には差し支えませんが、あまりにも腫れると解剖が不明瞭になったり、術後の創部腫脹がひどくなったりします。
その場合下図のように組織を絞れば腫れが軽減しますので術中止血に手こずり血豆ができてしまった時には試してみてください。
本日は以上です。
細かい内容ですがやってみると実際に直面する問題ですのでお役に立てれば幸いです。
今日もありがとうございました。継続は力なり!頑張りましょう。
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著者情報
菊地 良
Ryo Kikuchi経 歴
2016年 | 弘前大学医学部 卒業 |
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2016年 | 青森県むつ総合病院初期研修医 |
2018年 | 亀田総合病院 眼科 常勤 |
2020年 | オキュロフェイシャルクリニック東京 |
2020年 | 新前橋かしま眼科形成外科クリニック |
2024年 | まぶたとなみだのクリニック 院長 |