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亀田総合病院での眼形成手術開始準備について
今日もよろしくお願いします。
先日ボスベイビーという映画を観ました。Amazon primeで観れます。
ほんっっっっっっっとうに赤ちゃんが欲しくなる映画です。ものすごく可愛いです。ただただ身悶えするほど可愛いです。自分は未婚で、当分結婚の予定がないことが本当に悔やまれる映画です。ぜひ一度観てみてください。
自分の近況について
さて今日は自分の近況について話したいと思います。
自分は月〜金で亀田病院で一般眼科医として働き、白内障手術、硝子体手術、緑内障手術を、土曜日は鹿嶋先生のところで眼形成手術を執刀させて頂いております。当然ですが眼形成が一番楽しいです。
自分も少しずつ鹿嶋先生の元を離れて一人で執刀するようにならなければなりません。
最低限の基礎を叩き込んで頂いてから一人で頑張って冷や汗を流しながら執刀する方がきっと成長することと思います。
加えて、亀田総合病院で新しい手術ができるようになれば部長にも恩返しできるため一石二鳥です。
しかしいざやるとなると物品の準備や同意書の用意、看護師指導などたくさんのことが必要になります。
麻酔ひとつとってみても2%キシロカインE入りを安直にただ使うのか、メイロンやアナペインを用いて注入時、術後により痛くないようにやるのか、鎮静をやるのか、自分で決めてやるとなるとなかなか難しいものです。
先日20歳女性の友人が某病院形成外科で上睫毛内反手術をして、手術が終わった後会ってみたのですが「術後死ぬほど痛い…動きたくない…」と言って泣いてました。
鹿嶋先生の病院ではキシロカイン+メイロン+アナペインで麻酔しており、今まではそれに対してあまり大きな疑問を持っていませんでしたが、この経験があり「術後鎮痛…必ずやろ…」って確信しました。自分や自分の友人家族が経験したことってダイレクトに肥やしになります。
麻酔薬に関しては鹿嶋先生の教科書とツカザキ病院の野口三太郎先生の講演は非常に勉強になりました!!
一読をお勧めします。
脂肪切除についての注意点
少し話は変わりますが、以前何回か脂肪切除について書きましたがが、今回も追加で注意されたことを2つ書きます。
1つ目です。脂肪減圧時に下眼瞼の眼窩脂肪をとりすぎると下まぶたが凹みます。脂肪がない方が美しいと以前のブログに書きましたがなさすぎると今度は貧相な顔になります。加減って難しいです。こればっかりは教科書にも書けない経験的な内容なのだと思います。
2つ目です。上眼瞼手術時に眼窩脂肪はすぐ切り取るのではなく、周囲の被膜をしごくように鈍的に剥離し切除した方がよいです。脂肪には血管がないですが、被膜には血管があり出血の原因になります。また、被膜を残しておくことで癒着による予定外重瞼線を予防できます。
あんなにラーメンにかけていた脂肪にここまで悩まされるとは想像だにしませんでした。
今日もありがとうございました。
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著者情報
菊地 良
Ryo Kikuchi経 歴
2016年 | 弘前大学医学部 卒業 |
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2016年 | 青森県むつ総合病院初期研修医 |
2018年 | 亀田総合病院 眼科 常勤 |
2020年 | オキュロフェイシャルクリニック東京 |
2020年 | 新前橋かしま眼科形成外科クリニック |
2024年 | まぶたとなみだのクリニック 院長 |