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眼窩脂肪切除
今日もよろしくお願いします。緊急事態宣言辛いですね。夜遅くまで飲み明かしたいです。
僕は一般公務員の家庭で生まれですので、舌は庶民派です。
居酒屋でのあん肝ポン酢や明太子の入った卵焼きとかたまらないです。
2次会でカラオケに行って「3分の1の純情な感情」とか「愛のかたまり」とか「世界が終わるまでは」とかを歌いたいです。
眼窩脂肪について
さて今日は眼窩脂肪についてです。
Orbitaを弄らない人からすると眼窩脂肪は未知ですよね。グイグイひっぱれば痛いし神経傷つけるかもしれないしであんまり触りたくないのが心情です。僕はまだまだ怖くて術中に「ひぃぃぃ!!」ってなり鹿嶋先生の手を借りてしまうことばっかりです。
オキュロフェイシャルクリニックで働いていると、見た目を治したい人が多く来ます。
色々な意見があると思いますが、眼窩脂肪が多い眼瞼はあまり美しくないです。
お腹のお肉と一緒で脂肪はない方がスマートで美しいです。
最たるものは甲状腺眼症かと思います。飛び出た眼球はぱっちりおめめではなく、美しいとは程遠い目です。
眼窩脂肪切除の注意点
眼窩脂肪を切除するときによく2つのことを注意を受けます。
1つ目が眼窩内にしっかり麻酔を効かせることです。
眼窩内に入ると知覚神経が眼瞼とは異なるので、脂肪を操作するときに眼窩内を麻酔しておかないと患者さんを痛がらせてしまいますのでしっかり眼窩内を麻酔してあげることが重要かと思います。友人で別の病院で逆さまつげの手術を受けた人がいますが、「麻酔があまり効かなくて本当に痛かった。特に術後。2度と受けたくない。」と言っていました。自分が執刀させていただく方にはそういう思いをさせたくないです。(まだまだ痛いと言われますが…)
2つ目が切り取るときは血管をしっかり焼灼することです。
脂肪を切り取るときに血管を焼灼しないで切除すると結構血が出ます。しかも脂肪は切り取ると眼窩内に引っ込んでしまうので止血がかなり困難でした…。手際が悪かったです。しかも眼窩内出血があると術後パンダみたいな内出血が起こります。結構見た目も悪いので今後は気をつけようと思います。
止血、麻酔ともに外科医の基本です。まだまだですが、色々なパターンを学んで今後も全力で取り組みます!
日々楽しいです!今日もありがとうございました!
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著者情報
菊地 良
Ryo Kikuchi経 歴
2016年 | 弘前大学医学部 卒業 |
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2016年 | 青森県むつ総合病院初期研修医 |
2018年 | 亀田総合病院 眼科 常勤 |
2020年 | オキュロフェイシャルクリニック東京 |
2020年 | 新前橋かしま眼科形成外科クリニック |
2024年 | まぶたとなみだのクリニック 院長 |